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【大雪の要因】ニュースで聞く「JPCZ」(日本海寒帯気団収束帯)とは?その仕組みと危険性を解説

冬の天気予報を見ていると、最近よく耳にする「JPCZ」という言葉。「またJPCZの影響で大雪のおそれがあります」と言われても、具体的にどういう現象なのか、なぜ危険なのか、ピンとこない方も多いのではないでしょうか。

今回は、冬の日本海側にドカ雪をもたらす「JPCZ」について、その仕組みと注意点をわかりやすく解説します。

JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)とは?

JPCZは、英語の「Japan Sea Polar air mass Convergence Zone」の略で、日本語では「日本海寒帯気団収束帯(にほんかいかんたいきだんしゅうそくたい)」と呼ばれます。

名前だけ聞くと難しそうですが、仕組みはシンプルです。

  1. シベリアから冷たい風(寒気)が日本に向かって吹き出します。
  2. その風が、中国と北朝鮮の国境にある高い山脈(長白山脈など)にぶつかり、二手に分かれます
  3. 分かれた風は日本海の上で再び合流(収束)します。
  4. 風同士がぶつかり合うことで上昇気流が生まれ、発達した雪雲が「帯状」に次々と発生します。

これがJPCZの正体です。川の水が岩にぶつかって分かれ、その裏側でまた合流して波立つ様子をイメージすると分かりやすいかもしれません。

なぜJPCZは「危険」なのか?

JPCZが恐れられている理由は、「短期間に、局地的に、猛烈な雪を降らせる」からです。

通常の冬型の気圧配置でも雪は降りますが、JPCZの場合は「線状」に発達した雪雲が、次から次へと流れ込んできます。そのため、以下のようなリスクが高まります。

  • 短時間での積雪急増: 数時間で数十センチ積もることも珍しくありません。
  • 平地での大雪: 山沿いだけでなく、普段は雪が少ない平地でも大雪になります。
  • 交通マヒ(立ち往生): 予測を超えるスピードで積雪するため、除雪が追いつかず、車の立ち往生が発生しやすくなります。

特に、北陸(福井、石川、富山)や山陰(鳥取、島根)、新潟付近などは、このJPCZの直撃を受けやすい地域です。

JPCZの予報が出たらどうする?

もし天気予報で「JPCZ」という言葉が出たら、いつもの雪とは違う「災害級の大雪」になる可能性があると考えてください。

  • 不要不急の外出は控える
  • 車移動の際は、スコップや防寒具、食料などを積んでおく
  • 停電に備えてスマホの充電や暖房手段を確認する

「いつものことだから大丈夫」という油断が一番の敵です。最新の気象情報をこまめにチェックして、早めの対策を心がけましょう。

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