CSS(Cascading Style Sheets)とは、Webページの見た目やレイアウトを整えるためのスタイルシート言語です。HTMLがWebページの構造を定義するのに対し、CSSはその構造に対してデザインや装飾を適用します。
CSSの基本的な役割
CSSを使うことで、以下のようなスタイルをWebページに適用できます:
- 文字の色やフォントの変更:テキストの色やフォントスタイルを指定します。
- レイアウトの調整:要素の配置やサイズ、余白を設定します。
- 背景の設定:背景色や背景画像を指定します。
- ボーダーの設定:要素の枠線のスタイルや色、幅を指定します。
- アニメーションの追加:簡単なアニメーション効果を適用します。
CSSの基本構文
CSSはセレクタ、プロパティ、値の組み合わせで記述されます。以下は基本的な構文の例です:
/* セレクタ */
h1 {
/* プロパティ: 値 */
color: blue; /* 文字色を青に設定 */
font-size: 24px; /* フォントサイズを24ピクセルに設定 */
}
- セレクタ:スタイルを適用するHTML要素を指定します(例:
h1
)。 - プロパティ:変更したいスタイルの種類を指定します(例:
color
、font-size
)。 - 値:プロパティに対する具体的な設定値を指定します(例:
blue
、24px
)。
CSSの適用方法
CSSは以下の3つの方法でHTMLに適用できます:
- インラインスタイル:HTML要素内に直接スタイルを記述します。
<h1 style="color: blue; font-size: 24px;">見出し</h1>
- 内部スタイルシート:HTML文書の内にスタイルを記述します。
<head>
<style>
h1 {
color: blue;
font-size: 24px;
}
</style>
</head>
- 外部スタイルシート:別ファイルにスタイルを記述し、HTMLからリンクします。
<head>
<link rel="stylesheet" href="styles.css">
</head>
CSSの利点
- 再利用性:一度定義したスタイルを複数のHTMLファイルで再利用できます。
- メンテナンス性:スタイルを一箇所で管理できるため、デザインの変更が容易です。
- 一貫性:全てのページで統一されたデザインを適用できます。
CSSを使うことで、Webページのデザインを自由にカスタマイズし、ユーザーにとって魅力的なインターフェースを提供することができます。