TPS(Transaction Per Second)は、システムやネットワークが1秒間に処理できるトランザクションの数を示す性能指標です。主にデータベース、オンラインサービス、ブロックチェーン技術などで使用され、システムの処理能力を評価する際に重要な役割を果たします。
TPSの特徴
- 測定対象:
- トランザクションとは、データベース操作や金融取引など、完結した処理を指します。
- 例えば、オンラインショッピングでは、カートに商品を追加する操作や購入手続きがトランザクションに該当します。
- 用途:
- システムの負荷テストや性能評価に使用されます。
- 高いTPSは、同時に多くのユーザーが利用してもスムーズに動作することを示します。
- 関連指標:
- TPSはスループット(単位時間あたりのデータ処理量)やRPS(Requests Per Second)と関連していますが、それぞれ測定対象が異なります.
実例
- Visa: 平均約1,700 TPS、最大24,000 TPSに対応可能。
- ビットコイン: 約7 TPS。
- ソラナ: 約3,000 TPS.
TPSは、特にブロックチェーン技術において重要であり、ネットワークの効率性や拡張性を評価する際に使用されます。