AレコードとAAAAレコードの役割
Aレコード
役割:Aレコード(Address Record)は、ドメイン名をIPv4アドレス(例:192.168.1.1)に変換するためのDNSレコードです。これにより、ユーザーがドメイン名を入力したとき、そのドメインが指し示すサーバーのIPv4アドレスに接続されます。
AAAAレコード
役割:AAAAレコードは、Aレコードと同様にドメイン名をIPアドレスに変換しますが、IPv6アドレス(例:2001:0db8:85a3:0000:0000:8a2e:0370:7334)に変換するために使用されます。IPv6は、IPアドレスの枯渇問題を解決するために導入された次世代のプロトコルです。
具体的な設定方法の例
Aレコードの設定方法
- DNS管理ツールにログインします。
- Aレコードの追加オプションを選択します。
- 以下の情報を入力します:
- ホスト名:設定するドメイン名(例:www)
- 値:接続したいサーバーのIPv4アドレス(例:192.168.1.1)
- TTL:キャッシュの有効期限(例:3600秒)
- 変更を保存します。
設定例
- ホスト名:www
- 値:192.168.1.1
- TTL:3600
AAAAレコードの設定方法
- DNS管理ツールにログインします。
- AAAAレコードの追加オプションを選択します。
- 以下の情報を入力します:
- ホスト名:設定するドメイン名(例:www)
- 値:接続したいサーバーのIPv6アドレス(例:2001:0db8:85a3:0000:0000:8a2e:0370:7334)
- TTL:キャッシュの有効期限(例:3600秒)
- 変更を保存します。
設定例
- ホスト名:www
- 値:2001:0db8:85a3:0000:0000:8a2e:0370:7334
- TTL:3600
これらの設定を行うことで、ドメイン名が正しいIPアドレスに解決され、ユーザーがウェブサイトにアクセスできるようになります。
Aレコード、AAAAレコード、CNAMEレコードの違い
AレコードとAAAAレコードは、ドメイン名をそれぞれIPv4アドレスとIPv6アドレスに直接マッピングします。
CNAMEレコードは、ドメイン名を別のドメイン名にエイリアスとして設定し、間接的にIPアドレスにマッピングします。
これらのレコードを正しく設定することで、ドメイン名が正しいIPアドレスに解決され、ユーザーがウェブサイトにアクセスできるようになります。