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パリティチェック方式

パリティチェック方式は、データ通信における誤り検出のための基本的な方法です。以下にその仕組みや特徴を詳しく説明します:

パリティチェックの仕組み

  1. パリティビットの付加:
    • データのビット列に「パリティビット」と呼ばれる追加のビットを付加します。
    • このビットは、データ内の「1」の個数が偶数か奇数かを示します。
  2. 偶数パリティと奇数パリティ:
    • 偶数パリティ: データ内の「1」の個数が偶数になるようにパリティビットを設定。
    • 奇数パリティ: データ内の「1」の個数が奇数になるようにパリティビットを設定。
  3. 受信側でのチェック:
    • 受信側はデータ内の「1」の個数を数え、パリティビットと一致するかを確認します。
    • 一致しない場合、データに誤りがあると判断します。

パリティチェックの特徴

  • 利点:
    • 簡単に誤りを検出できる。
    • 1ビットの誤りを検出するのに適している。
  • 欠点:
    • 偶数個のビット誤りは検出できない。
    • 誤りの位置や内容を特定することはできない。

応用例

  • 通信プロトコル:
    • シリアル通信(例: RS-232C)で使用される。
  • データストレージ:
    • データの整合性を確認するために利用。
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