HTTP / HTTPS / HyperText Transfer Protocol Secure

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HTTP(HyperText Transfer Protocol)は、ウェブブラウザとウェブサーバー間でデータを送受信するためのプロトコルです。HTTPは、ウェブページのテキスト、画像、動画などのコンテンツを転送するために使用されます。

HTTPS(HyperText Transfer Protocol Secure)は、HTTPにセキュリティ機能を追加したプロトコルです。HTTPSは、データの暗号化と認証を行うことで、通信の安全性を確保します。

経緯や歴史

HTTPは、1990年代初頭にティム・バーナーズ=リーによって開発され、ウェブの基盤技術として広く普及しました。しかし、HTTPはセキュリティ機能が不足しており、データの盗聴や改ざんのリスクがありました。これを解決するために、1994年にNetscape CommunicationsがHTTPSを開発しました。

メリットとデメリット

HTTP:

  • メリット: シンプルで高速な通信が可能
  • デメリット: セキュリティが不足しており、データの盗聴や改ざんのリスクがある

HTTPS:

  • メリット: データの暗号化と認証により、通信の安全性が確保される
  • デメリット: 暗号化処理により、通信速度が若干低下する場合がある

他の類似案件との比較

HTTPとHTTPSに類似するプロトコルとして、FTP(File Transfer Protocol)やSFTP(SSH File Transfer Protocol)があります。FTPはファイル転送用のプロトコルであり、HTTPと同様にセキュリティ機能が不足しています。一方、SFTPはSSHを使用してファイル転送を行い、データの暗号化と認証を提供します。

代表的なシステムやツール

HTTPとHTTPSは、ほぼすべてのウェブブラウザ(Google Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edgeなど)とウェブサーバー(Apache、Nginx、IISなど)でサポートされています。HTTPSを利用するためには、SSL/TLS証明書が必要であり、これを提供する代表的な認証局には、Let's Encrypt、DigiCert、GlobalSignなどがあります。

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