SSID(Service Set Identifier、サービスセット識別子)は、Wi-Fiネットワークを識別するための一意の名前です。SSIDは、無線LAN(Wi-Fi)ネットワークに接続する際に表示されるネットワーク名として知られています。
経緯や歴史
SSIDは、無線LANの標準であるIEEE 802.11規格の一部として導入されました。無線ネットワークが普及するにつれて、SSIDはネットワークを識別し、複数のネットワークが存在する環境での接続を容易にするために重要な役割を果たすようになりました。
メリットとデメリット
メリット:
- ネットワークの識別が容易
- 複数のネットワークが存在する環境での接続が簡単
- セキュリティ設定の一部として使用可能
デメリット:
- SSIDの公開により、ネットワークが見つかりやすくなる
- セキュリティが不十分な場合、不正アクセスのリスクがある
類似案件との比較
SSIDに類似する概念として、BSSID(Basic Service Set Identifier)があります。BSSIDは、特定のアクセスポイントを識別するための一意のMACアドレスです。SSIDがネットワーク全体を識別するのに対し、BSSIDは特定のアクセスポイントを識別します。
代表的なシステムやツール
SSIDは、ほぼすべてのWi-Fiルーターやアクセスポイントで使用されています。代表的なWi-Fiルーターには、Netgear、TP-Link、ASUS、Buffaloなどがあります。これらのルーターは、SSIDを設定し、ネットワークのセキュリティを管理するためのツールを提供しています。